堀越二郎記念館を 藤岡出身のゼロ戦開発者 顕彰へ有志が会発足
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発足に際して開いた初会合=藤岡市
堀越二郎

 ゼロ戦の開発者として知られる群馬県藤岡市出身の航空技術者、堀越二郎(1903~82年)の功績を後世に伝えようと、同市内を中心とする有志12人が「堀越二郎記念館をつくる会」を立ち上げた。堀越を顕彰する機運を高めるとともに、募金やクラウドファンディング(CF)を活用するなどして資金を集め、記念館の建設を目指す。

 堀越は複数の戦闘機の設計に携わり、中でも海軍の主力戦闘機として太平洋戦争で使われた零式艦上戦闘機(ゼロ戦)が代表作とされる。2013年公開のアニメ映画「風立ちぬ」(宮崎駿監督)の主人公のモデルになったことでも知られている。

 「つくる会」は堀越の誕生日に当たる今月22日に発足した。会長に、藤岡学研究会代表で元同志社大人文科学研究所研究員の塩出環さん(53)が就任した。

 藤岡公民館で同日開いた初会合で、塩出さんは関西の友人と堀越について話したエピソードを交えてあいさつ。関西でも知名度が高い一方、記念館がないことを知るとけげんな反応を示したとし、「これだけの功績はしっかり残していくべきだ。記念館の設立や顕彰に努め、未来の藤岡の盛り上がりにつなげたい」と力を込めた。

 初会合では、募金やCFで資金を調達していくことなどの活動方針について話し合った。今後は月1回程度のペースで集まる予定という。特別顧問には、堀越の長男の雅郎(ただお)さん(東京都)が就いた。(村山拓未)

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