郵便配達員、接種券をマンションに置き忘れ 封筒置いたこと失念、紛失の恐れも 前橋市が再発行
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集合ポストの上に放置された接種券(提供写真)

 新型コロナウイルスワクチン接種券の発送を巡り、群馬県の前橋中央郵便局の配達員が前橋市のマンション内に接種券数十通を一時置き忘れていたことが2日、日本郵便関東支社への取材で分かった。外部からの指摘を受けて約5時間後に接種券を回収し配達したが、同支社は一時放置した数を把握しておらず、紛失した可能性も否定できないという。事態を重く見た同市は、当該マンションの対象住民について接種券を再発行することを決め、近く発送する。

 同支社によると、1日昼ごろ、同局の配達員が同市西片貝町のマンションをバイクで訪問。接種券が入った封筒をマンション内の各世帯の郵便受けに投函(とうかん)していたところ、駐車中のバイクを動かす必要があり、手に持っていた封筒を集合ポストの上に置いたという。

 その後、配達員は封筒を置いたことを失念し、そのままマンションを離れた。同局に連絡があり、放置していたことが発覚した。放置時、封筒は宛先の氏名などが分かる状態だったという。

 同局から説明を受けた同市は2日、このマンションの住民への接種券の再送を決めた。紛失の有無は不明だが、接種券を確実に配布するためという。6月28日に同市が接種券を発送した住民が対象で、約40通になる。

 このマンションに住む男性(61)は「大事な接種券を放置するとは許せない」と語気を強めた。

 同支社は「このような事態を発生させてしまい誠に申し訳なく、再発防止に努めてまいります」と謝罪している。

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