前橋で朔太郎忌 「月に吠えらんねえ」テーマ、対談や朗読劇楽しむ
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朗読を行う萩原館長(右)ら

 前橋市出身の詩人、萩原朔太郎(1886~1942年)をしのぶ「朔太郎忌」(同実行委員会と同市主催)が3日、同市の前橋テルサで開かれた。今年のテーマは朔太郎をはじめとした近代文学者をモチーフにした漫画「月に吠(ほ)えらんねえ」。群馬県内外から集まった朔太郎や漫画のファンら240人が、作者の清家雪子さんらの対談や朗読劇を楽しんだ。

 2部構成で、第1部は同作品中の場面をスクリーンに映しながら登場人物になりきって朗読を行うリーディングシアターが披露された。前橋文学館の萩原朔美館長らが熱演し、「月に吠えらんねえ」の世界を表現した。

 第2部は清家さんと、朔太郎研究会の松浦寿輝会長の対談が行われた。作品の裏話などが明かされ、来場者は興味深く聞き入った。松浦さんは作品について、「リアリズムに支えられながら、物語は清家ワールドという点が魅力」と絶賛。清家さんは「作品の引用が多いので、自分で考えるモノローグなどはすごく緊張した。詩的な文章は難しい」と振り返った。(高野誠也)

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