NIE実践校に群馬県9校認定 新聞活用し授業工夫
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 日本新聞協会は9日、学校教育に新聞を活用するNIE(教育に新聞を)の本年度の実践指定校に決まった全国47都道府県の541校を発表した。群馬県では小学校、中学校、中高連携、高校の計9校が認定された。認定された各校は一定期間無償提供される新聞を活用した授業などに取り組む。

 群馬県の新規校は安中松井田小、館林二小、甘楽中、常磐高の4校、継続校は太田綿打小、館林八小、沼田薄根中、ぐんま国際アカデミー中高等部、高崎商業高の5校。

 新聞に親しんで、世の中の動きに興味を持ち、社会への視野を広げることや、新聞を探求的活動の教材として活用するほか、要約力、読解力、表現力、発信力、メディアリテラシーを身に付けるなど各校がそれぞれの目的を持って取り組む。

 新規校の安中松井田小は「作文など児童の作品を新聞に積極的に投稿し、表現力を高め、新聞に対する興味、関心を高めたい」、館林二小は「新聞を読んで考え、交流し合い、多様な見方、考え方を知ることに役立てたい。作文や俳句を投稿し、新聞との関わりを深める」としている。

 甘楽中は「ニュースを利用した道徳の授業」などに取り組む予定で、常磐高は「一つの出来事を複数の視点から認識する能力を養い、新聞を比較することによって読解力を高めたい」としている。

 県NIE推進協議会の栗原幸正会長(高崎健康福祉大教授)は「新型コロナウイルスは私たちに情報と対峙たいじする姿勢の重要性を教えてくれた。新聞という情報と人が論理的に対話できる媒体を教育に積極的に取り入れることは、ポストコロナの時代を育成するためにも大きな意義を持っている」と期待を寄せている。

 NIEは新聞協会と加盟の新聞社、通信社が、教育現場や教育委員会と連携しながら全国で取り組む事業。全国大会などの「研究・PR」のほか、協会と各社が教育現場で使用する新聞購読料を補助する「新聞提供」を柱に推進している。

 今年の全国NIE大会・札幌大会はコロナ下のため、8月16日にインターネット配信のみで実施される。(子安悟)

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