八ツ場ダム湖の水陸両用バス 無人化へ水中実験進む
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試験運行で水しぶきを上げて入水する水陸両用バス(2020年6月撮影)
ソナー付き機材を沈め(手前)ゴムボート近くに沈めたドラム缶を音波で探知する実験を行う担当者

 八ツ場ダム(群馬県長野原町)周辺で来年予定する水陸両用バスの無人運転実証実験に向け、IT企業のITbookホールディングス(東京都)の関連企業などが、ダム湖「八ツ場あがつま湖」で水中の障害物を判別する実験に取り組んだ。実際にバスに取り付ける水中音波探知機(ソナー)を使い、感知可能な距離を計測して運航の安全確保に備えた。

 実験では、障害物として高さ90センチのドラム缶を用意した。ゴムボートで運んで湖に沈め、ソナーが届く距離を確認したところ、約30メートルだった。

 来年2、3月ごろを予定する本番の実証実験では、このソナーをバス前方の下に取り付け、障害物があれば避けられるようにする。実験の担当者は「水中に沈めたドラム缶が認識できる範囲が分かり、本番の実験でできることを確定させたい」と話した。

 同ホールディングスなど5社・団体でつくるコンソーシアム(共同事業体)による無人運転技術開発の一環で、21日に行った。(関坂典生)

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