《届け!エール 東京五輪》挑戦続ける自慢の先生 MTB女子・今井美穂選手の教え子 前橋新田小4年2組
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今井選手(前列右から6人目)と記念写真に納まる前橋新田小4年2組の児童

 「明るくて元気いっぱいの自慢の先生」。自転車マウンテンバイク女子代表の今井美穂選手(34)が担任教諭を務める前橋新田小4年2組の児童は胸を張る。

 自転車競技に取り組む小林大恭(だいすけ)君は「ジャンプのときは真っすぐ前を見ることとか、丁寧に教えてもらいうれしかった」。今井選手が五輪の難コースに挑む姿を観戦することで「自分もさまざまなことに挑戦する勇気になる」という。

 27日の競技まで1週間ほどに迫った19日、今井選手は「JAPAN」の文字が入った競技用の服で教室に現れた。長期合宿を終え、約2カ月ぶりとなる児童27人との再会。児童は大喜びで迎え、周りを囲んで次々に話し掛けた。教壇に立った今井選手は「皆と同じくらいの小学生の時、スポーツ選手として活躍したいと思った。走るのが大好きでここまでやってきた」と自身の道のりを語り、「毎年たくさんの子どもたちに応援してもらい、本当にうれしい。最後までしっかり走る」と全力を出し切ることを誓った。

 この日は今井選手と児童はレクリエーション「フルーツバスケット」を楽しんだ。児童の1人が「先生を応援している人」と問い掛けると、全員が椅子から立ち上がり、新しい椅子を取り合った。記念写真の撮影では、全員が満面の笑みでVサイン。元気いっぱいの子どもたちの様子に今井選手は「元気をもらえた」という。

 児童は4、5人ずつで新聞を作成。それぞれ今井選手が五輪に出場する記事を載せている。「新田新聞」は「今井先生かつやく」をトップニュースで紹介。「トルコ、新潟、再びトルコのレースを走った」「五輪を目指すことにしてからは楽しさよりも、競技に集中してやってきた」などと、全力で取り組む姿勢を伝えている。

 児童の高梨帆乃(ほの)さんは「明るくて運動ができるかっこいい先生。五輪という特別な大会に出ることは、クラスとしてもうれしいし、自慢になる」と喜ぶ。
 「いつでも夢をかなえられる」。今井選手が大事にしている思いは、しっかりと児童に伝わっている。(斎藤洋一)

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