「戦場のメリークリスマス」非売品のポスター盗まれる 高崎電気館「返却して」 SNSでは怒りの声
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

 群馬県高崎市の高崎電気館で上映中の映画「戦場のメリークリスマス」(大島渚監督)の宣伝用ポスターが、同館入り口前の掲示場所から持ち去られていたことが分かった。同館は1日、高崎署に盗難被害を届け出たが、自主的な返却を呼び掛けている。

 同館は7月22日から、同映画(1983年公開)の4K修復版を上映。告知用として、B1サイズの非売品ポスター1枚を掲示していた。同じデザインのB2サイズは都内の上映館などで販売されていたという。

 同館によると、31日午前10時ごろ、職員がポスターがないことに気付いた。入り口に続く上り階段の手前を映す防犯カメラには、同日午前2時ごろ、階段の途中に置かれた映画のチラシを束で持ち帰る不審な男が映っていた。男は同4時ごろに再び訪れ、丸めたポスターを持ち去ったという。

 同館は2001年に閉館し、14年に再オープンした経緯がある。閉館する最後の上映作が大島監督の「御法度」で、今回はそのポスターの隣に「戦場の―」のポスターを掲示していた。隣り合わせで紹介できたことに意味があっただけに、関係者の落胆は大きい。

 同館が31日、会員制交流サイト(SNS)のツイッターで被害や返却を求めるコメントを発表したところ、「思い出の電気館や映画好きが悲しむことをしないで」「なんでこんなことするんだろう」など怒りや同情の声が相次いでいる

 上毛新聞の取材に、志尾睦子館長(46)は「出来心でも転売目的でも許されない行為。とにかく(ポスターが)返ってきてほしい」と話した。(村山拓未)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事