難病ALSの細谷さん 米から来月に群馬へ
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細谷良一さん

 筋力が徐々に低下する「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の闘病を続けている前橋市出身の細谷良一さん(49)が、9月19日にも滞在先の米国から帰国する見通しとなった。渡航費を当初の計画より減らすめどが立ち、同行する医療スタッフも確保した。家族らは引き続き募金を呼び掛けている。

 細谷さんはカナダでスキーのインストラクターをしていた2019年にALSと診断。治験のため米国に移り、その後も妻と滞在している。

 姉の斎藤玲子さん(55)=同市=によると、細谷さんはカナダか日本での療養を目指していたが、「家族や友人に会いたい」と群馬に戻ることにした。高額な治療費に加え、渡航費の負担が大きく、友人らを中心に支援の輪が広がった。

 フェイスブックで患者や医療関係者らのグループを運営する寺西真一さん(56)=横浜市=が事情を知り、木原稔首相補佐官に相談。人道支援として外務省などが協力することになった。日本からは医師や看護師、医療機器のスタッフが同行する。寺西さんは「費用だけでなく、米国の法律や妻のビザ発給もハードルが高く、個人だけではなかなか進まなかった」と感謝している。

 渡航費は当初、1千万円以上かかるとみられていたが、500万円程度に抑えられる見込み。募金は残りの200万円程度を集めており、斎藤さんは「帰国まであと一歩。多くの人に協力をいただきたい」と呼び掛けている。

 細谷さんの募金口座は群馬銀行広瀬支店・普通1008672。口座名は「良一君を支援する会」。(真下達也)

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