《新型コロナ》群馬の12~64歳接種率が全国一 1回目47%、20~30代課題
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 群馬県内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況で、12~64歳の1回目接種率が26日時点で47.41%と全都道府県で最も高いことが27日、政府データに基づく県の集計で分かった。高齢者を含む県全体の接種率は1回目が60.98%で3位、2回目が46.52%で12位。今後は特に最近の新規感染者の4割を占める20~30代の接種率向上に力を入れる。

 県によると、12~64歳の1回目接種率は本県に次いで山口46.84%、熊本45.79%、和歌山45.26%などと続く。関東7都県で比較すると、東京が43.17%(6位)で本県に次いで高く、茨城33.55%(25位)、神奈川33.42%(26位)などとなっている。

 上位の要因として、米モデルナ製を活用する県営接種センターが市町村向けの米ファイザー製の供給減を補い、全体を押し上げていると分析する。一方、2回接種を終えた20~30代は2割程度にとどまることから、県は20~30代向け特典抽選の創設などを通じて促進を図っている。

 山本一太知事は26日の会見で、これまでに2回接種を終えた県内約90万人のうち、モデルナ製で十分な免疫ができる目安の2週間を経過した後に重症化した人は1人もおらず、中等症も2人にとどまると強調。「デルタ株以上の強力な変異株が出てきた時、重症化を防ぐためにも接種は重要。対象者全員の2回接種を全国で最も早く終えることを目指す」と述べた。
(西山健太郎)

◎県内238人陽性

 新型コロナウイルス感染症で、県と前橋、高崎両市は27日、新たに238人の陽性が判明したと発表した。ワクチン接種が高齢者ほど進んでいない子ども世代の関連するクラスター(感染者集団)が新たに3件発生したことも明らかにした。

 太田市の学習塾では、生徒20人と職員6人の陽性が判明した。9月5日まで休業するという。前橋市の高校では生徒17人の陽性が判明した。館林保健所管内(館林市、邑楽郡)の放課後児童クラブでは、児童生徒11人の陽性が分かった。既にクラスターの発生が確認されている前橋市の別の高校でも新たに生徒1人が陽性となり、陽性者は計7人となった。

 同市の部品製造工場でも20~30代の従業員5人が陽性となり、クラスターが発生したとみられる。

 日高病院(高崎市)では、新たに入院患者1人、職員2人の陽性が判明、陽性者は計11人となった。人工透析や抗がん剤など特殊な治療が必要な外来患者や、かかりつけ患者で急を要する場合に限り、電話相談の上で受け入れを再開する。入退院や手術、一般の外来などは引き続き見合わせる。

 27日の新規陽性者238人は10歳未満~80代の男女。県内での感染確認は、再陽性も含め累計1万4138人(うち158人死亡)。デルタ株が含まれるL452R変異株は、新たに男女137人から検出され、県内での確認は計1743人となった。

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