「高齢化は怖くない」 高齢化率日本一の南牧村長が持論 「人生100年時代」討論会で 移住促進などで高齢化率下がる試算示す
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「高齢化は怖くない」などと持論を展開した南牧村の長谷川村長(右から2人目)(NHKエンタープライズ提供)

 超高齢社会での自分らしい生き方を考える討論会「人生100年時代への処方箋」(NHK厚生文化事業団、NHKエンタープライズ主催)が12日、群馬県南牧村の南牧村活性化センターで開かれた。2015年の国勢調査で高齢化率日本一となった同村の長谷川最定村長らが意見交換し、約230人がオンライン配信で視聴した。

 アナウンサーで立命館大客員教授の三宅民夫さんが進行役を務めた。三宅さんから人口1600人ほどの村の将来について聞かれた長谷川村長は、10年後の高齢化率は諦めれば73%だが、村への移住促進や移住者の職の確保に努めれば約60%まで下がる試算を示した。

 村の人口は減少傾向にあるが、地域おこし協力隊員制度の活用などで18年は転入者数(32人)が転出者数(30人)を村として初めて上回ったと説明。その上で「もうこれ以上進まないとなれば、高齢化は怖くない。大したことない」と述べた。

 討論会には高齢化を研究する東京大名誉教授の秋山弘子さん、大井戸診療所(伊勢崎市)院長の大沢誠さんらも参加。事例を交え、社会インフラの再構築や地場産業の立て直しといった地域の課題なども話し合った。緊急事態宣言下のため、新型コロナウイルス対策を講じて無観客で実施した。(黒沢豊)

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