レモネードで小児がん支援 企画書まとめ掛け合った高校生の熱意 バスケB1チーム協力 会場で販売
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企画書を手にする松岡さん。「小児がんで苦しむ子どもを助けたい」と話す

 レモネードを販売し、その収益を小児がん治療開発の資金に充てるチャリティー活動に、群馬県太田市のぐんま国際アカデミー高等部2年の松岡優さんら同校生徒が取り組む。同市を拠点とするバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の群馬クレインサンダーズや飲料メーカーなどが全面協力。10月9、10日の同市でのホーム開幕戦をはじめ、ホーム戦会場で随時、販売ブースを設ける。

 小児がんは白血病や悪性リンパ腫、脳腫瘍など子どもがかかるがんの総称。松岡さんは医師になる夢を抱き勉学に励んでいる。国内で年2000人、約1万人に1人がかかるという現実をネットや本で知り、できることはないかと探った。

 レモネードを売って患者を支援する米国発の「レモネードスタンド活動」を知り、挑戦を決意した。「1人の高校生では発信力、影響力が足りない。地元のスポーツチーム、サンダーズの力を借りられないか」。25ページの企画書をまとめ、同校教諭に相談してチームに提案した。

 サンダーズの親会社、オープンハウス(東京都)は売り場のPR機材などを準備し、選手がTシャツ姿でアピールすると決めた。レモネード飲料を製造販売するポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)も自社商品を無償提供する。必要経費を除き、全額をレモネードスタンド普及協会(東京都)を通じ、小児がんの治療開発資金として寄付する段取りが整った。

 プロジェクト名はレモンの黄色とサンダーズのチームカラーにちなみ、「イエロー・フォー・ザ・フューチャー」とした。会場で販売する生徒は6人。試合の休憩時間に松岡さんがコートに立ち、観客に協力を呼び掛ける計画もある。「病気で苦しむ子がいることを多くの人に知ってほしい。単発ではなく、後輩に引き継いで続けられる活動にしたい」と意気込む。

 サンダーズは28日、太田市役所で記者会見し、活動への協力を表明した。これと合わせ、「ONGAESHI(恩返し)」と銘打ち、地域連携や地球環境保全の社会貢献活動に取り組む方針を示した。(小泉浩一)

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