「愛郷」「イート」15日に再開 2回接種や陰性条件に 経済立て直しと接種促進目指す
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 群馬県は6日、宿泊支援の「愛郷ぐんまプロジェクト」と飲食業界支援の「Go To イート」を15日に始めると明らかにした。両事業とも新型コロナウイルスワクチンを2回接種した人などを利用対象とする。経済振興策の再開で、県内経済の立て直しとワクチン接種のさらなる促進を目指す。

 県が13日から運用する「県版ワクチンパス(仮称)」の登録者や、ワクチン接種券の接種済証で2回接種を証明できる人、PCR検査の陰性証明が提示できる人を対象とする。11歳以下の子どもは同居家族全員の接種や陰性が証明できれば利用できる。

 「愛郷」は県内宿泊施設に泊まった県民に1人1泊5000円を補助(宿泊費6600円以上)。15~31日は試行期間として宿泊割引のみとし、本格実施の11月1日~12月31日は、日帰りの旅行商品の1人5000円割引も行う。準備ができ次第、各施設で県産マスクを配布。地域限定の金券を発行する自治体に1人1泊当たり最大2000円を補助する。

 2回接種から15日たった人に加え、PCR検査の場合は宿泊日の1~3日前の結果が対象。本格実施では、抗原検査の陰性証明も対象にできないか検討している。「愛郷」は国の「Go To トラベル」事業が始まった時点で中止する。

 「イート」では上乗せ率30%の「ワクチンプレミアム」を導入。1万3000円分の食事券を1万円で、16万冊販売する。ショッピングセンターなど県内約10カ所で対面販売する際、ワクチンパスなどを確認する。販売は15日~11月15日、利用は15日~12月15日。上乗せ率25%の通常の食事券は3万2259冊をセブン―イレブンで販売する。

 ワクチンパスは無料通信アプリLINE(ライン)の「県デジタル窓口」で自治体名と接種券番号、生年月日を登録して発行。接種2回目の15日後から表示される。市町村から接種データの提供を受け、準備の整った市町村から随時運用を開始する。

 概要が6日、県議会の関係常任委員会に報告され、県議からは「ワクチンパスの導入が未接種者の差別につながらないか」「愛郷などは全県民を対象にした事業にすべきでは」との意見が上がった。産経土木常任委では、両事業の関連予算案を賛成多数で可決。未接種者やデジタル機器の利用が難しい人への不公平や差別が生じないよう、十分配慮することなどを求める付帯決議案の本会議での発議を決めた。(宮村恵介)

◎県内、新たに陽性8人 1人死亡

 新型コロナウイルス感染症で、県と高崎市は6日、新たに20~50代の男女8人の陽性が判明し、入院中の60代男性が死亡したと発表した。前橋市からは新規陽性者の発表はなかった。県内での感染確認は、再陽性も含め累計1万6620人(うち173人死亡)となった。

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