旅館従業員向け夜間託児所 人材確保でサービス維持 伊香保温泉
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 旅館やホテルの従業員の子育て支援策として、群馬県の伊香保温泉旅館協同組合(福田朋英理事長)は13日、温泉街近くで夜間託児所を3月に開設すると発表した。宴会や配膳など夜間の仕事に安心して取り組める環境をつくり、人材確保とサービスの質の維持を図る。

◎負担額は1時間当たり300円

 渋川市立世代間交流館(同市伊香保町)の1室を改装して開設する。当面の営業時間は、宿泊客が多い土曜と祝日前日の午後6時~同10時。預かるのは組合員の旅館やホテルの従業員(契約社員やアルバイト含む)の満1歳以上の子どもで、従業員が組合に事前に利用を申し込む。利用料は1時間当たり500円。雇用先が200円、従業員が300円を負担する。

 当面は保育従事者を2人配置し、6人程度の子どもを受け入れることを想定している。市を通じて県に認可外保育施設として届け出る予定。県によると、夜間託児所は県内温泉地で前例がないという。

 組合によると、伊香保をはじめとする県内温泉地は人手不足が深刻で、繁忙期に予約をキャンセルせざるを得ない宿泊施設がある。従業員にかかる負担が過大なため、サービスの質の低下が懸念されるほか、子育てするために退職する従業員が課題になっている。

 組合は「働く場として旅館のイメージを向上したい。退職した人が託児所を利用して、繁忙期にスポット的に復職することも期待している」としている。

 市も従業員の子育て支援策として、2016年に伊香保保育所(同市伊香保町)で日曜祝日の「休日保育」を始めた。

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