ごみ拾いでベトナムと絆 企業との懸け橋に グリーンバード前橋
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ごみ拾いを終えて記念撮影する両チームのメンバー=ベトナム・ホーチミン市

 清掃活動で人と人をつなぐ場所をつくる群馬県の「グリーンバード前橋チーム」の初の姉妹チームが4月、ベトナムに誕生した。ごみ拾いを通じて若者の“居場所”となってきた活動が、国を越えて広がった形だ。市内のベトナム人が3月末に初めて1000人を突破する中、チームは群馬で働きたいベトナムの若者と地元企業をつなぐ懸け橋になりたいと意気込んでいる。

◎スカイプで交流 日本国内で働く連絡窓口に

 前橋チーム設立の中心だった渡辺辰吾さん(41)が経営する企業が、ベトナムの若者2人を採用することになったのがきっかけ。見知らぬ人同士の新たなつながりを生んできたボランティア活動をさらに広げようと、ホーチミン市訪問のタイミングで現地の若者によるチームを設立した。

 4月上旬に同市中心部で行われた清掃活動には、前橋チームのメンバーも参加した。ごみ拾いの習慣がない市民が集まってきたり、子どもが飛び入り参加したり、思わぬ交流が生まれたという。

 清掃のほか、両チームは2時間という時差の少なさを生かし、インターネット電話「スカイプ」などを通じてリアルタイムの交流をしていく。

 ベトナムには日本で働きたい若者が多く、人手不足で採用に意欲のある県内企業もあるが、どちらも情報や連絡窓口がなく対応できずにいることから、両者をつなぐ役割も果たしていきたいという。

 前橋チームリーダーの網野文絵さん(31)は「ベトナムをはじめ海外から前橋に来て心細いと思っている人にも参加してほしい。一緒にごみ拾いをして、群馬を楽しくしましょう」と呼び掛けている。

 グリーンバードは2003年に東京・原宿でスタート。全国で70団体以上、年間2万6000人以上が清掃活動に参加している。

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