追突に「あおり運転」で暴行容疑 群馬県警が県内初適用で男逮捕
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 前方の乗用車に追突し、車の一部を破損させたとして、群馬県警警備2課と交通指導課、藤岡署は16日、暴行と器物損壊の疑いで、吉岡町の男(48)を逮捕した。県警は追突の直前に「あおり運転」があったとみている。県警があおり運転に暴行容疑を適用したのは今回が初めて。

 逮捕容疑は、昨年12月15日午後4時10分ごろ、藤岡市中島の県道前橋長瀞線の柳瀬橋で、乗用車を運転していた際、前方を走っていた埼玉県熊谷市の男性会社員(59)の乗用車に自らの車を2回追突させる暴行を加え、男性の車の後部バンパーやマフラーなどを壊した疑い。被害額は計約75万円。

 県警によると、「わざと車をぶつけたわけではない」と容疑を否認している。男性が車の速度を落とし停車したところ、容疑者が車を追突させたという。同容疑者が「前の車が遅かったのであおった」とも話し、柳瀬橋の手前で男性の車を追い越そうとしていたことなどから、県警はあおり運転の状況などを詳しく調べる。

 事件の発生当初は、男性からの110番通報を受け、県警が物損事故として処理したが、今年1月に男性が被害届を提出、両容疑で捜査していた。

 あおり運転を巡っては、昨年6月に神奈川県の東名高速で夫婦が死亡した事故をはじめ、あおり運転が基で暴行事件に発展するなどしたケースが相次いでいる。社会的な関心が高まり、今年1月に警察庁は、捜査の徹底や積極的な免許停止の行政処分を求め、全国の警察に通達を出した。

 県警は4月、高速道路でヘリコプターと警察車両が連携して、交通違反を摘発する取り締まりを始めた。

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