シニア層にスマホが浸透 北関東の70代 3年で倍増
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 群馬県を含む北関東地方で、70代のスマートフォン(スマホ)所有率が35%に上ったことが、民間会社の今年1月の調査で分かった。3年前の初回調査時の16%から倍増した。関東全体では60代の所有率が56%と、初めて従来型の携帯電話(ガラケー)を上回った。以前より安く使えるようになったことや使い方を教えるサービスが増えたことなどを背景に、シニア層へのスマホの浸透が急速に進んでいるとの見方がある。

◎格安スマホの普及も後押し

 調査は「NTTドコモ モバイル社会研究所」(東京都)が1月、関東1都6県の60~79歳の男女を対象に実施。性別や年齢、都市の規模に応じて510人を抽出した。15年、17年に続いて3回目。

 70代の所有率は関東全体でも31%と、初めて3割を超えた。北関東の60代は45%。関東全体より低いものの、15年の33%から10ポイント以上伸びた。

 シニア層での所有率が高まる背景について、操作方法を教える「スマホの学校」(前橋市千代田町)の龍野正孝さん(52)は「販売店でガラケーを扱わなくなっていることや、以前より安くスマホが使えるようになったためでは」とみる。シニア層向けに、自宅に出張して使い方を説明したり、スマホを遠隔操作してトラブルを解決したりするサービスも増え、普及を後押ししているようだ。

 1年前にガラケーからスマホに換えたという野村紀子みちこさん(77)=同市北代田町=は「インターネットでの調べ物やニュースのチェックに欠かせない」と満足そう。大橋延江さん(81)=同市下小出町=は「通信料が気になるのでまだ手が出せないけれど、使ってみたい」と関心を寄せる。

 一方、スマホからガラケーに戻したいという人も。市内の女性(61)は「結局使う機能は電話とメールだけ。料金負担が増えてしまった」とこぼす。

 格安スマホを扱う楽天の広報担当者は「シニアの方にいかに分かりやすくスマホの魅力を伝えられるかが課題」と話した。

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