禁煙啓発 子ども守ろう 太田市が小中学生対象に秋以降
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 子どもが受動喫煙にさらされている実態を検証するため、太田市は1日、市内の小中学生を対象にニコチンが体内で変化した物質「コチニン」の濃度を調べると発表した。市内の乳児の半数近くは同居人が喫煙しているとの調査結果があり、意図せず吸い込む有害物質の量を数値で示して禁煙を啓発する。全国的に珍しい取り組みとしている。

 コチニンの濃度は唾液や尿で調べることができる。対象学年を絞り、保護者の了承が得られた児童生徒に検査キットを配ることを検討している。

 市議会9月定例会に関連予算案を提案し、実施は秋以降となる見込み。市によると、埼玉県熊谷市や神奈川県海老名市が同様の検査をしている。

 市は禁煙したい人を対象に面談や各種情報の提供を通じて禁煙を支援する事業を行っているが、昨年度は参加した8人のうち2人しか成功しなかった。成功率を高めるには、害の度合いを客観的に示す必要があると判断した。

 市は第2次市健康づくり計画(2018~22年度)で、同居人が喫煙する乳児の割合(16年度44%)を33.5%、喫煙者の割合(17年度15.8%)を12%、妊娠中に喫煙する女性の割合(16年度3.2%)をゼロにするとの目標を掲げている。

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