千明仁泉亭で火事 伊香保温泉街、一時騒然と
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
炎を上げる旅館=5日午後9時15分ごろ、渋川市伊香保町伊香保

 5日午後9時ごろ、群馬県渋川市伊香保町伊香保の老舗旅館、千明仁泉亭の女性従業員から「旅館の2階部分から火が出ている」と119番通報があった。この火災で旅館関係者の女性(71)がのどにやけどを負った。現場は伊香保温泉街の一画で、付近は一時騒然とした。

 消防などによると、3階の旅館関係者が使用している部屋から出火したとみられる。焼失面積は約360平方メートル。午後11時10分ごろ、鎮火した。出火当時、旅館に約20人の宿泊客がいたが避難し、けが人はいなかった。

 宿泊者によると、館内に警報音が鳴り響き、従業員が避難誘導したという。友人と宿泊していた男性(68)は「部屋を出たら火が屋根上まで上がり、ばりばりと音がした。物を取りに部屋に戻ろうとしたら従業員に止められて外に誘導された」と興奮気味に話した。

 旅館のホームページによると、創業500年以上の歴史があり、明治の文豪、徳冨蘆花が定宿として愛用した。客室が34室ある。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事