デートDV 高校生1割が被害 「相談しない」は6割超回答
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 若い男女間で起こる暴力や監視、干渉といったデートDV(ドメスティックバイオレンス)について、群馬県内の高校生の10.7%が被害を受けた経験があることが8日、県の調査で分かった。高校生の6割、大学生の7割はデートDVを知っていたものの、被害者の6割は誰にも相談していないことも明らかになった。早期の予防教育や相談先の周知といった啓発が求められそうだ。

◎啓発講座受講の1800人対象 全体では8.8%

 調査は、県主催のデートDV防止啓発講座を受講した中高生と大学生約1800人を対象に、昨年9月~今年3月に初めて実施した。

 デートDVの被害を受けた生徒・学生は全体の8.8%。学校別では高校生の10.7%が最も割合が高く、中学生は5.0%、大学生は4.6%だった。

 被害の内容(複数回答)を尋ねたところ、「メールや通話相手のチェック、友人との付き合いを制限」が53.8%と最も多く、「しつこい電話やメール、待ち伏せやつきまとい」(46.2%)、「傷つく発言やどなられる」(36.9%)が続いた。

 6割以上が被害を誰にも相談しておらず、理由(複数回答)で最も多かったのは「自分が我慢すればいいと思った」で47.6%。「相手のことが好きだから」(38.1%)、「デートDVであると気付かなかった」(33.3%)の回答も目立った。

 DVをはじめとする人権問題に詳しい富岡恵美子弁護士(73)は「デートDVのさらなる啓発と、一人一人が尊重されるべき人間だということを認識する必要がある」と指摘する。

 県は調査結果を基に、デートDVの啓発活動案などを盛り込んだ「ぐんまDV対策推進計画(第4次)」の策定を目指している。

 中高大学生対象のデートDV調査と合わせて県民約2200人を対象に実施した「DV調査」では、DVの被害経験者の割合は14.4%だった。

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