前橋国際大生 訪日客へ新鮮な観光 自然や街並み活用 若い視点でプラン
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赤城山を訪れた観光客にアンケート調査する共愛学園前橋国際大の学生

 訪日外国人客に前橋の魅力を体感してもらおうと、群馬県前橋市の共愛学園前橋国際大の学生が、自然や街並みを生かした観光プランづくりに奮闘している。観光客の受け入れ態勢や反応を各地で調査し、若い学生ならではの視点でインバウンド戦略を提言。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、観光施策を検討している関係者からも注目されている。

 「山頂を遊覧するヘリコプターを飛ばしたい」「朝の山の自然に特化したツアーはどうか」―。13日に同大で行われた「インバウンド人材育成プログラム」の授業。学生から次々と飛び出す赤城山の観光振興案に、市役所やNPO法人の担当者は関心した。

 授業は社会連携や地域課題の解消を図るため、市と共同で2018年度に始まった。受講する2~4年生11人が4~6月、カネコ種苗ぐんまフラワーパークや中心街、赤城山を訪問。「旅行者」「ガイド」と立場を設定して観光客や店舗から生の声を集め、課題や問題点を整理した。

 冒険感覚で街中を巡る外国人向けツアー案を発表した国際コース3年の佐藤功実さん(20)は「日本語を話せない旅行者に、身ぶり手ぶりで街の人とコミュニケーションを楽しんでもらおうと考えた」と狙いを語る。

 県観光物産課によると、2017年に県内の施設(従業員10人以上)に宿泊した外国人数(暫定値)は、前年比32・4%増の26万1060人。右肩上がりで、市内にも東南アジアなどからの旅行者が目立ち、「インバウンド需要を取り込む好機」(前橋観光コンベンション協会)と関係者の鼻息は荒い。

 学生たちは18年度中に、各地の観光プラン最終案を発表する予定。授業を担当する奥山龍一教授は「学生目線のアイデアや発想を参考にしてもらい、インバウンドによる経済効果を高められれば」と話している。

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