20歳男性刺され死亡 署員の制止聞かず犯行 容疑の男逮捕 大泉

 20日午後10時50分ごろ、男性が大泉町朝日の群馬県警大泉署に「助けてくれ。友達が刺されている」と駆け込んできた。近くのドラッグストア駐車場に駆け付けた署員が、千代田町下中森、会社員、落合風雅ふうがさん(20)が倒れ、男が刃物を振り下ろしているのを発見。「やめろ」と制止したが犯行を続けたため、拳銃を構えて「刃物を放さないと撃つぞ」と警告。県警捜査1課と機動捜査隊、大泉署は男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。

 逮捕されたのは千代田町新福寺、トラック運転手、小川雄也容疑者(20)。

 逮捕容疑は同日午後10時45分ごろ、大泉町東小泉のドラッグストア駐車場で落合さんの背中などを包丁(刃渡り18センチ)で複数回刺して、殺害しようとした疑い。

 県警によると、「刺したことは間違いない」と容疑を認めている。落合さんは太田市内の病院に搬送されたが、その後死亡した。県警は容疑を殺人に切り替えて捜査する。

 捜査関係者によると、小川容疑者は落合さんとの間に金銭トラブルがあったことをうかがわせる供述をしており、今後、詳しく調べる方針。

 落合さんには背中を中心に10カ所以上の傷があることから、県警は小川容疑者が強い殺意を持って犯行に及んだとみて、詳しい動機やトラブルの有無などを調べている。

 関係者によると、小川容疑者は落合さんの1学年下で、中学校時代から知り合いだったとみられる。現在は館林市内の会社で一緒に働いており、事件のあった20日は2人とも普段どおりに勤務していたという。2人を知る少年(16)は「ショックすぎて何も考えられない」と声を絞り出した。

 現場は県道綿貫篠塚線沿いで、大泉署の向かい側にある。

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