三線の音に平和願う 前橋で沖縄戦伝えるイベント
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
三線の美しい音色に合わせて歌う東風平さん

 太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」に合わせ、群馬沖縄県人会(伊東明日香会長)は23日、前橋市芸術文化れんが蔵で、「島風(しまかじ)」と銘打つイベントを開いた。沖縄を題材にした映画の上映や三線(さんしん)によるライブなどを繰り広げ、来場した50人が平和への願いを新たにした。

 三線奏者の東風平(こちひら)高根さん(47)は「沖縄戦で20万人以上の尊い命が失われたことが、歌や映画を通して伝わればうれしい」とあいさつ。三線の美しい音色とともに、戦争の悲惨さや、豊かな自然などをテーマにした歌を披露した。

 上映した「カタブイ―沖縄に生きる―」は、沖縄に移住したスペイン系スイス人の映像作家、ダニエル・ロペスさん(47)が監督を務めたドキュメンタリー。音楽や琉球舞踊といった特色に加え、基地問題など沖縄が抱える現状を描いた。

 映画を見た渋川市の女性は「沖縄のルーツが外国人の客観的な目線で描かれていて興味深かった。毎年観光に行くが、違った面から見直したい」と話した。

 同会は沖縄をPRするイベントを夏に行ってきたが、慰霊の日に関連するものは今回が初めて。ロペス監督と東風平さんのトークショーも行った。伊東会長は「沖縄が持つ光と影を伝えるため、今後も継続して開きたい」と話している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事