社会の安全願い灯籠作り 藤岡で日航ジャンボ機事故遺族ら
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子どもたちと灯籠を作る美谷島さん(中央)

 520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故から33年を迎えるのを前に、遺族でつくる「8・12連絡会」や群馬県藤岡市内の主婦らでつくる「ふじおか・おすたかふれあいの会」、藤岡青年会議所のメンバーら50人は30日、同市の藤岡公民館で慰霊行事で使う灯籠を作り、事故の再発防止と社会の安全への願いを込めた。

◎美谷島さん「次世代にもつながって」

 参加者は用意された40個以上の木枠に和紙を貼り付け、色とりどりのペンやクレヨンで「安全第一」「一人じゃないよ」「みんなしあわせになれますように」などとメッセージを書いた。

 先妻の由美さん=当時(24)=を事故で亡くした工藤康浩さん(58)=東京都足立区=は妻の理佳子さんと初めて参加した。「命の大切さを分かってくれる人がこんなに多くいることを知り、心から感謝したい」と話した。

 市内の子どもや群馬医療福祉大の学生も手伝った。同大1年の小林柚希さん(19)は「事故はとても悲しいけれど、少しでも前向きになるような言葉を選んだ」と話した。

 連絡会事務局長の美谷島邦子さん(71)は「子どもの感性は素晴らしい。次世代にもつながってほしい」と期待した。

 灯籠は、追悼慰霊式前日の8月11日に上野村で行われる灯籠流しで使われる。

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