返納支援策に課題 運転手 脳に出血《スーパー突入事故1カ月》

◎65歳未満対象4市町どまり

 群馬県渋川市のスーパー「とりせん渋川店」に車が突っ込み15人が負傷した事故から1カ月が過ぎた。運転していた同市の男性(55)=自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で逮捕送検、その後釈放=は、事故前から脳に出血があったとみられ、県警が事故との因果関係を慎重に調べている。日常生活で車への依存度が高い本県では、運転する誰もが事故の危険と隣り合わせ。運転免許を自主返納した高齢者に対する移動手段や経済面の支援が広がる一方、65歳未満へのサポートはまだ少なく、専門家は支援の拡充の必要性を訴える。

 県警運転免許課によると、昨年の運転免許の自主返納者は5867人。65歳以上が5715人と全体の97%を占め、65歳未満は152人でわずか3%だ。少数であることから、交通部門のある警察官は「高齢者以外は見落とされ、(返納後の)支援が広がらない」と指摘する。

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