熱中症予防は体調管理から 水分補給や睡眠注意
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猛暑の中、涼を求め噴水で遊ぶ親子連れ。大人も子どもも熱中症予防が欠かせない=19日午前11時50分ごろ、伊勢崎市の西部公園
前橋の週間天気予報
熱中症対策のポイント

 群馬県内が猛烈な暑さに襲われる中、熱中症の症状で搬送される人が相次いでいる。18日には下仁田町で男性(88)が熱中症の疑いで亡くなるなど、命に関わる場合もある。厳しい暑さは今後もしばらく続きそう。医師は水分補給などの対策だけでなく、普段から体調を整えておくことが必要と呼び掛けている。

 熱中症は暑さにより体温の調整機能が乱れたり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりして起きる。めまいやけいれん、吐き気、意識障害などの症状が現れ、重症化すれば死亡することもある。

 予防策について、県医師会副会長の川島崇さん(58)=渋川市渋川=は「体調を整えるのが一番大事。暑さに寝不足や二日酔いは危険」と強調する。水分補給は朝起きた時にコップ1杯の水を飲み、喉が渇く前に小まめに水分を取ることをポイントに挙げる。高血圧や心臓病の人で利尿作用がある薬を服用している場合は、脱水症状が起きやすいという。症状が現れた場合は「すぐに日陰に避難し、首の付け根や脇の下を冷やしてほしい」と訴える。

 特に子どもと高齢者は熱中症になりやすい。身長の低い子どもは地面からの照り返しを受けやすく、体温調整の機能も未発達。高齢者も発汗機能が衰えていたり、暑さに気付くのが遅れたりするため、周囲が気に掛けることが大切だ。

 夏の全国高校野球群馬大会が行われている球場でも、観客らが熱中症の症状を訴え搬送されるケースが続出している。県高野連は場内アナウンスで熱中症対策を促し、球場の暑さに慣れていない保護者や応援生徒に、小まめな給水や休憩を呼び掛けている。

 前橋地方気象台によると、この先1週間は猛暑が続く見通しで、前橋の25日までの最高気温は連日36度以上と予想している。26日は34度となる見込みだが、気象台は「熱中症への警戒は引き続き必要」としている。

◎猛暑で祭り中止に 伊勢崎3地区
 連日猛暑日を記録している伊勢崎市で、市内3地区が参加者の安全に配慮し、週末に予定していた祭りを中止することが19日、分かった。

 中止するのは豊受夏まつりと宮郷、茂呂両地区の納涼祭。いずれも21日に予定されていたが、実行委員会が参加者の熱中症を予防するため中止を決めた。

 市は地域の祭りについて、気温や湿度から算出する暑さ指数(WBGT)に基づいて実施を判断するよう、各地区に依頼している。

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