日航機事故 次世代に語り継ぐ 犠牲者同級生や児童 御巣鷹登山
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御巣鷹の尾根に登り、慰霊碑前でシャボン玉を飛ばす小学生ら=21日午後、上野村

 1985年8月12日に起きた日航ジャンボ機墜落事故を次世代につなごうと、犠牲者にゆかりのある人や小学生が21日、遺族と共に事故現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」を登り、命の大切さや安全の重要性を見つめ直した。

◎「昇魂之碑」前 シャボン玉で祈り

 遺族でつくる「8・12連絡会」事務局長で、次男の健君=当時(9)=を亡くした「いのちを織る会」代表理事長、美谷島邦子さん(71)らが計画した。事故当時に遺族の待機所になった藤岡二小や健君が通っていた東京・大田区の小学校の同級生、児童ら計80人が参加した。

 参加者は同会スタッフの説明を聞きながら山道を歩き、頂上付近の「昇魂之碑」の前で祈りを込めたシャボン玉を飛ばした。健君の墓標にも手を合わせた。

 健君と同級生の石原幹子さん(41)は長男の秀吾君(7)と登った。「息子は来年、健ちゃんと同じ3年生。安らかに眠ってと願う気持ちでみんな登山するんだよと伝えた」と語った。藤岡二小4年の小林美桜さん(9)は「映画を見て勉強した。たくさんの人が亡くなって悲しい」と話した。

 美谷島さんは「群馬県には当時から支えてくれた方々がいる。この地から、子どもに命の大切さを発信していきたい」と述べた。

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