暑さの猛威 学校プールにも… 水温や気温上昇で利用中止に
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渋川市役所本庁舎の給水所を利用する親子

 群馬県内の小学校で、夏休み中のプールの開放を中止するケースが出てきた。水温やプールサイドの気温が高くなり、熱中症になる危険があるためだ。気象庁が「災害」と捉えるほどの今年の暑さ。子どもの安全を優先させた判断が相次いでいる。

◎各市で次々と 暑さ指数参考に開放可否決定

 前橋大胡小は24日から27日まで開放を中止している。8月10日までの平日の開放を予定していたが、最近の猛烈な暑さで4日間の中止を決めた。開放には希望する児童のほか、教員3人と保護者約20人が監視係で参加する。同校は「子どもと、監視を手伝う保護者の安全を第一に考えて中止にした」と説明する。30日以降は天候や気温を見極めて判断するという。

 熱中症の危険度の指標として環境省は、インターネット上で暑さ指数(WBGT)を公表。桐生川内小は、桐生の指数が「危険」に達した場合、開放を中止している。今年は開放初日の23日に桐生で観測史上最高の39.9度を記録し、指数に基づき中止した。同校は「一番大事な子どもの命を守るため、独自の方針を決めた」としている。

 伊勢崎市では公立小学校23校のうち、8校が23日から中止している。このうち5校は30日以降、気温やWBGTなどを基に開放の可否を判断する。例年通り開放している学校も、状況に応じて速やかに中止できるよう保護者への連絡態勢を整える。気温が高くなりやすい午後を避け、午前に限り開放している学校もあるという。

 館林市教委は市内の小学校11校に水温が高い場合は中止したり、水を加えて適温に下げたりするなどの対応を呼び掛けた。担当者は「水温が高くなることに気を付けるよう指示を出すのは珍しい。それだけ今年の夏は暑い」と受け止める。

 夏休みで子どもの利用が増える屋外の公営プールも熱中症対策に気を配る。前橋市の市民プール(同市上細井町)は、高温になるプールサイドでは屋根付きの日陰で休むよう職員が声を掛け、場内放送でも注意を呼び掛けている。

◎熱中症予防に 市役所庁舎など7カ所に給水所…渋川市

 厳しい暑さから身を守ってもらおうと、渋川市は24日、市役所や行政センター計7カ所に「給水所」を開設した。市は「小まめに水分を補給して、熱中症予防に役立ててほしい」と利用を呼び掛けている。

 本庁舎市民ロビーや第2庁舎水道課窓口、各行政センターにテーブルを置き、持ち運び用の取っ手や蛇口の付いた給水器「ウオータージャグ」と紙コップを用意した。ジャグは約6リットル入りで、職員が随時冷水を補充。暑さが収まるまで継続するという。

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