おならカルタでへへっ 高崎出身の松村さん製作 脱力が話題に
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「おならカルタ」の札

 「あるのことでございます」「能あるたかは屁を隠す」―。高崎市出身の広告プランナー、松村洋さん(43)=仙台市青葉区=が企画、製作した「おならカルタ」の販売が7月中旬、県内の書店で始まった。おならをテーマに思わず脱力する読み札は、考え抜かれた笑える名文句ぞろい。子どもの頃、上毛かるたに親しんだ松村さんは「群馬はかるたの激戦区。“間違って”買ってほしい」とユーモアたっぷりにPRする。

◎長いおならをする男性を見て発案

 松村さんは高崎高―東北大卒。通っていた高崎南小の図書室で、おならの音で芸をする「曲屁師」と呼ばれる人が群馬にいたとの本を読み、おならが心の奥深くに突き刺さった。

 大学を卒業し、仙台市内でCM制作などの仕事をしていた10年ほど前、横断歩道で信号待ちをしていたところ、長いおならをする男性と遭遇。以来、おならと出合うたびに浮かんだ面白いフレーズを書き留めてきた。

 2014年にはことわざや昔話、言い回しなどをおならに引っ掛けた47枚の読み札を作り上げ、子どもの頃のかるたへの愛着から「かるたとして商品にしたい」との思いが強くなった。「おしゃれ手帖」などの作品で知られる漫画家の長尾謙一郎さんに絵を依頼して、昨年10月、自費製作による「おならカルタ」3000組の完成にこぎつけた。

 「ばあさんは川へおならしに」
 「屁は人の上に屁を造らず、人の下に屁を造らず」
 「ウィークエンドはおならで恋して」

 添付の説明書には、初めに「から札」として「おならは人生」を2回読んだり、「やく札」の「お・な・ら」が3枚そろうと10点プラスといった遊び方のルールがある。こうした点は「上毛かるたのオマージュ」(松村さん)という。

 販売はインターネットや都内、仙台市内などに限られていたが、顧客からの問い合わせを受けた紀伊国屋書店前橋店(前橋市)が7月中旬、店頭での取り扱いを始めた。

 「笑いのなかった家族もにぎやかになった」といったはがきなど、購入者の好反応が松村さんに寄せられているという。松村さんは「おならは皆やることなのに隠している。だからオープンになると破壊力があって、面白い。家族でかるたを楽しんでもらえれば」と話している。

 1組2500円(税込み)。

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