12地点で過去最高気温に 県内7月平均 熱中症搬送者が急増
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 7月の平均気温は前橋で平年より3.7度高い28.8度となるなど、群馬県内13観測地点のうち神流を除く12地点で過去最高を更新したことが1日、前橋地方気象台の集計で分かった。梅雨明けが6月末と史上最速で、高気圧に覆われる期間が長かったことが要因とみられる。同日の最高気温は館林が全国4位の38.1度、前橋と伊勢崎がともに全国7位の38.0度を観測し、8月も異例の暑さでスタート。少なくとも今後1週間は厳しい暑さが続く見通しだ。

 気象台によると、1897年に観測が始まった前橋は、7月の平均気温が最高となった2001年の28.2度を0.6度上回った。みなかみ(1978年観測開始)は平年より2.7度高い24.3度で、過去最高だった94年より0.5度上昇。県内で最も平均気温が高かったのは伊勢崎の29.2度で、前橋と館林28.8度、桐生28.5度と続いた。

 最高気温が35度以上の猛暑日は、伊勢崎で13~25日に連続13日、前橋と桐生は13~24日に12日間続き、いずれも過去最長だった。

 気象庁によると、猛暑日となった日数は伊勢崎が20日(昨年8日)、桐生19日(同8日)、館林18日(同14日)。南部を中心に7地点で猛暑日が10日以上となり、昨年は観測されなかった北部の沼田でも10日あった。最低気温が25度以上の熱帯夜は伊勢崎と館林が最も多く、いずれも17日。前橋は昨年の5日が15日に、桐生は1日が10日となるなど、大幅に増えた地点もあった。

 記録的な暑さで熱中症の搬送者数も急増した。県消防保安課の集計で、7月は昨年比791人増の1232人(速報値)。18日に下仁田町の80代男性が畑で倒れるなど、計3人が亡くなった。各地の消防本部によると、今月1日は熱中症とみられる症状で計49人が搬送された。

◎豪雨と猛暑「異常気象」…気象庁

 気象庁は1日、7月の天候まとめを発表した。平均気温は1946年の統計開始以降、7月の最高記録を更新した東日本を中心に全国的に上昇。降水量は豪雨や台風に見舞われた西日本で多く、特に太平洋側は平年の2倍の雨量となった。気象庁気候情報課の竹川元章予報官は「豪雨と猛暑は30年に1度よりも発生確率が低いという意味で異常気象だ」と総括した。

 竹川予報官は「地球温暖化で大雨と高温は増えており、将来的にも増えると予想されている」とも指摘。「8月中旬まで気温が高い状態が続くので熱中症のリスクは引き続き高い」と警鐘を鳴らした。

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