「熱中症対策、活用を」 男性用日傘 販売好調、差す人少数  
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残りわずかとなった高崎高島屋の男性用日傘(中段の箱)

 厳しい暑さが続く中、男性用日傘の販売数が伸びている。テレビなどで「日傘男子」が取り上げられる機会が増えたことも影響しているようだ。ただ、街中で差して歩く男性はまだ少数。販売業者は「熱中症対策に良いので、もっと活用して」と呼び掛ける。

 高崎高島屋によると、購入するのは出歩く機会が多い40~60代のサラリーマンが中心。父の日や誕生日の贈り物として家族が買っていくケースもあるという。県内全域で猛暑が続いた7月中旬以降、売り上げを順調に伸ばし、販売数は昨年と比べて倍以上になった。

 女性用が透け感やレース素材といったデザインを重視するのに対し、男性用は表地と遮熱、遮光効果などがある裏地の2重張りでしっかりと暗くなり、日差しを全く通さないのが特長。紳士用品売り場担当者は「使った人からは『差すと体感温度が全然違う』という感想を聞く」と話す。

 前橋市の傘専門店「セキネ洋傘店」でも6月上旬から売れ行きが好調だ。例年2本程度しか売れないが、今年は既に10本売れた。晴雨兼用が人気で、夫に頼まれて購入する女性が多いという。店主は「高校野球の応援時に使うと買っていく人もいた。売れてはいるものの、町中で差している男性は見たことがない」と残念そう。

 日傘を愛用する高崎市の60代女性は「直射日光が遮られて楽になる。男性が使っていても全く気にならない」と話す。一方、40代の男性会社員は「周りに差している人がいない」と抵抗感を口にした。

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