猛暑と豪雨 ペットボトル飲料 品薄
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箱買い需要が高まっているペットボトル飲料の売り場=6日、カインズ伊勢崎店

 群馬県内の小売店でペットボトル飲料に品薄感が出ている。猛暑続きで需要が伸びていることや、西日本豪雨の被災地で必需品となっていることから、飲料メーカーの生産が追い付かないためだ。店頭で品薄であることを周知する店も出ている。

 カインズ伊勢崎店(伊勢崎市)の出入り口付近に設けられた季節商品の特設コーナー。水やお茶、スポーツ飲料といったペットボトル商品が箱積みされている。

 箱買いした玉村町の主婦(53)は「いつもは箱で買わないけど、今年は暑い日がまだ続くと思うので」と話す。カインズは「特定の銘柄で品薄になっても、水やお茶、スポーツドリンクなど同じ種類の物で代替できるよう努めて品ぞろえをしている」と説明する。

 飲料メーカーは需要急増に慌ただしい。ポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)は、伊勢崎市の工場で「キレートレモンCウォーター」を増産。7月は前年同月比で1.5倍の量を生産し、土、日曜を含め24時間体制でフル稼働が続く。8月中旬に稼働状態を落ち着かせる計画だったが、需要を見込んで8月末までフル稼働で対応する。

 サントリー食品インターナショナル(東京都中央区)によると、「サントリー天然水」や緑茶飲料「伊右衛門」、機能性飲料「グリーンダ・カ・ラ」の3品種を中心に、7、8の両月で当初計画の15%の増産となる見通し。同社は「ストック商品の出荷の動きも活発」としており、伊右衛門を生産するサントリープロダクツ榛名工場(渋川市)も増産で対応する。

 大阪府北部地震と西日本豪雨で工場が被災した飲料メーカーがあったことに加え、避難や断水によって西日本で需要が急増している影響もある。

 あるドラッグチェーンストアは「優先的に被災地にペットボトル飲料を回している」と明かす。増産態勢を取るハルナビバレッジ(高崎市)では「作るのも運ぶのも厳しいが、使命感を持って対応したい」としている。

 県内に店舗を構える一部のドラッグストアやスーパーは売り場の張り紙で、猛暑や西日本豪雨のため飲料メーカーの在庫が少ないことを周知しており、品薄感はしばらく続きそうだ。

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