八ツ場観光に住民プラン 活性化へガイドや催し
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幻想的な光を楽しめる夜間の見学会が人気だ

◎工事事務所現場見学会

 来年度に完成予定の八ツ場ダム(群馬県長野原町)周辺に観光客を呼び込もうと、国土交通省八ツ場ダム工事事務所は、10月~来年3月に開く工事現場見学会「やんばツアーズ」に地域住民が主体となったプランを盛り込む。ダム周辺住民によるガイドや、地域色の濃いイベントを企画している。

 プレミアム見学会と題し、川原湯温泉の老舗旅館の跡取り、樋田勇人さん(23)がガイドとなり、ダムの歴史、町の未来について住民目線でツアー客に語る。

 このほか、吾妻渓谷の紅葉、石仏群や神社といった地元のパワースポットも一緒に楽しめるプランを用意。約400年前から伝わる「湯かけ祭り」やきれいな星空とダム見学を組み合わせたイベントも検討する。

 やんばツアーズは4月に個人向けを予約不要にしたこともあり、4~6月の参加者は約1万4千人と前年同期の3.5倍に急増。幻想的な光に包まれた夜の工事現場を楽しめるコースは特に人気で、定員を大幅に上回る状況が続いている。

 ダム本体のコンクリート打設高は、完成高(116メートル)の約8割を超える場所もあり、工事は最終局面を迎えつつある。同事務所は「住民の方と連携した地元主体の見学会は地域活性化にもつながるはず。日々変化する建設現場を見てダムの機能や役割を知ってほしい」としている。

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