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稜線トレイル「詳細情報ない」 救助懸念し調査飛行か ヘリ事故
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墜落現場付近の山に入る消防隊員ら=10日午後6時20分ごろ、長野県山ノ内町
9人乗り 防災ヘリ「はるな」墜落 県境稜線トレイル視察中
 10日午前10時すぎ、9人が乗った県防災ヘリコプター「はるな」(天海紀幸...
稜線トレイル「詳細情報ない」 救助懸念し調査飛行か ヘリ事故
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 群馬県防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故で亡くなった吾妻広域消防本部の田村研さん(47)=中之条町=が先月、同町の観光協会事務所を訪れ、「ぐんま県境稜線りょうせんトレイル」について「県から詳細な情報がなく、救助ルートを知らされていない」と話していたことが13日、関係者への取材で分かった。稜線トレイルはこれまで未開通だった部分を整備した新たな登山コース。けが人や遭難者に備えた救助態勢に地元消防として懸念材料を抱え、全線開通目前の調査飛行につながった可能性もあるとの指摘が出ている。

◎県と地元消防 情報共有体制万全だったか疑問視

 関係者によると、田村さんは7月12日午後、1人で事務所を訪れ「消防組織内で共有するため」とし、ルートが記載されている観光客向けのガイドマップを持ち帰ったという。協会職員は「開通までわずかなのに救助に当たる消防の人が詳細を知らないことに驚いた。田村さんも困惑している様子だった」と振り返る。

 これに対し、稜線トレイルを担当する県スポーツ振興課は、消防関係者も出席した6月の町遭難対策協議会で詳しい山の図面などを提供したと説明。7月には同消防本部から資料の請求もあったとする。

 この会合では、同消防本部職員が、稜線上で登山者から通報があった場合の携帯電話の基地局に関する質問をし、県の担当者が答えに詰まる場面もあったという。出席した関係者は「具体的な安全対策を十分シミュレーションできている感じではなかった」と打ち明け、遭難者の救助などに関して地元消防との情報共有体制が万全だったのか、疑問視した。

◎吾妻広域消防本部に献花台を設置

 県防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故で亡くなった9人のうち、県への派遣者を含めた6人が所属していた吾妻広域消防本部(東吾妻町原町)は13日、同本部に献花台を設けた。

 献花台には6人の写真が並び、訪れた人たちが花束などを手向けた。各地の消防関係者から寄せられた「突然こんなご不幸に遭われるとは信じることができません」「心からご冥福をお祈りいたします」などのメッセージも置かれた。

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