《日航機事故33年》悲しみ 2人で向き合う
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昇魂之碑を訪れた工藤さん(右)と妻の理佳子さん=12日午前11時ごろ

 東京都足立区の工藤康浩さん(58)は12日、「御巣鷹の尾根」に登り、事故で亡くなった妻の由美さん=当時(24)=の墓標に花を手向けた。隣で手を合わせる今の妻、理佳子さん(56)と結婚して25年。悲しみと向き合い続ける夫婦は、地元でボランティア活動などに取り組み、安心安全を問い続けている。

 事故は由美さんと結婚して半年後に起きた。飛行機が墜落するまでの32分間の恐怖を想像すると眠れなかった。理佳子さんと出会ったのは5年後。号泣しながら尾根を一緒に歩く姿を見て、結婚を決意した。「女房は嫁いで、あえて遺族になった。自分が抱える深い悲しみを解きほぐしてくれた」と振り返る。

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