防災ヘリ墜落の犠牲者悼む ポンプ操法大会で消防団員ら2000人
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ヘリ墜落事故で亡くなった犠牲者に黙とうする消防団員たち

 群馬県防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故を受け、18日に前橋市の県消防学校で開かれた県消防ポンプ操法競技大会(県、県消防協会主催)の開会式で、県内の消防団員や行政関係者ら約2000人が犠牲者9人に黙とうをささげた。地域防災の一翼を担う各地域の精鋭たちは、競技を通して日頃の消防団活動への決意を示した。

◎会場に半期掲揚 記帳所も設置

 出場した全19チームを代表して、中之条町消防団第2分団の宮崎隆之さん(38)が「先日惜しくも(県防災ヘリ墜落)事故で亡くなられた方々への思いも胸に、正々堂々と競技することを誓う」と力強く宣誓。亡くなった消防隊員に知り合いがいたといい、「災害対応や消防活動に携わるということは、常に危険と隣り合わせだとあらためて感じた」と気を引き締め、ポンプ車の部で指揮者として競技に臨んだ。

 大会主催者としてあいさつした大沢正明知事は「9人の尊い命が失われたことは、誠に痛恨の極み」と哀悼の意を表した。事故の再発防止に向け「県民生活の安全安心のため、しっかりと取り組む」と誓った。

 会場に半旗が掲げられ、開設された追悼記帳所では多くの消防団員が9人の遺影の前で頭を下げる姿が見られた。元渋川広域消防本部消防長で県消防協会の中島俊幸事務局長(63)は「犠牲者が果たせなかった地域の安全や防災への思いがある。団員たちの一致団結した姿で、その気持ちをつないでいく意志を見せられたと思う」と話した。

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