荒船風穴の活性化を シルク博in下仁田 イベントで価値再認識
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荒船風穴のテーマソングを合唱する下仁田高の生徒=下仁田町文化ホール

 世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の登録4周年を記念した「シルク博in下仁田」(群馬県、下仁田町、上毛新聞社など主催)が25日、構成資産の一つの荒船風穴がある同町で始まった。来場者はパネルディスカッションや講演などを通じて、風穴の価値や風穴を生かした地域振興について理解を深めた。26日まで。

 荒船風穴でガイドをしている下仁田高生がオリジナルのテーマソングを披露して開幕。続いて町歴史館の秋池武館長が「世界遺産荒船風穴の実態と魅力」と題して基調講演し、下仁田高生がガイド活動について報告した。

 パネルディスカッションには群馬、長野、島根の3県のパネリスト5人が登壇した。上田地球を楽しむ会(長野県)の林一六会長は、風穴の冷風を利用した発電実験を紹介。氷風穴の里保存会(同県)の前田富孝会長は、小諸市にある氷風穴から輸送された蚕種の箱が、伊勢崎市にある田島家の本家に残っているとし、「(本県と)つながりがあると感じる」と話した。

 多彩なイベントも行われた。町保健センターでは、繭クラフトや座繰りなどの体験会が開かれたほか、構成資産のある4市町がPRブースを設け、全国の風穴の研究成果や事例を紹介するポスターなどが展示された。町内の小中学生が夢を書いたパネル「夢風穴」が町文化ホールに展示され、屋外では地元産品の販売や桑茶の無料配布が行われた。

 「第5回全国風穴サミットin下仁田」も同時開催され、全国から約100人が集まった。
 26日は「『荒船風穴』体感・解説ツアー」や、町内のシルク関連施設や地質学的な見どころを徒歩で巡る「シルクジオツアー」などを行う。

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