「防災の日」に安全安心 決意新た 藤岡で群馬県総合訓練

 災害やテロの発生に備える群馬県総合防災訓練(県、藤岡市主催)が「防災の日」の1日、同市の烏川緑地で行われた。消防や警察、自衛隊、医療機関、民間ボランティアなど95機関の約1000人が参加し、緊急時の連携を確かめた。先月10日に起きた県防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故を受け、会場には献花台と記帳所が設けられ、多くの人が犠牲になった9人を悼んだ。

◎防災ヘリ事故追悼し記帳所

 開会に先立ち、全員で黙とうした。統監を務めた大沢正明知事は「二度とこのような事故が起きないよう、県として万全の対策を講じる。数多くの災害現場で人命を救ってきた9人の意志を引き継ぎ、備えを着実に進め、県民生活の安全安心のために取り組みたい」とあいさつした。記帳所には604人が訪れ、犠牲者の冥福を祈った。

 訓練は県南部を震源とするマグニチュード8.1の直下型地震が発生し、同時に豪雨に見舞われた想定で実施。初めて携帯電話大手3社と連携し、地震発生と避難勧告を知らせる緊急速報メールを送信した。

 土石流災害の訓練では、土砂に埋もれたバスと車から重機を使って乗客を助け出し、医療関係者が傷病程度を判断して迅速に処置した。有害物質テロ対応訓練も行われた。本番さながらの緊迫感ある活動を1800人が見守った。

 はるなに加え、県警や埼玉、栃木両県の防災ヘリなど計9機のヘリが参加予定だったが、全て参加を自粛した。

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