キャンプ人気が再燃 楽しみに広がり SNS映えや1人でも
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テントを張ってキャンプを楽しむ家族連れ

 キャンプの人気が再燃している。支えているのは30~40代の家族連れが中心で、従来のバーベキューやキャンプファイアに加え、キャンプの様子を会員制交流サイト(SNS)に投稿したり、1人でキャンプをしたりと、楽しみ方の幅を広げている。キャンプ用品メーカーは機能性とデザイン性を併せ持った商品を開発し、キャンプ熱を盛り上げる。

◎昨年のオートキャンプ参加人口は全国推計840万人

 「今回がキャンプデビュー」と話すのは、2歳の娘を連れ家族5人で群馬県の赤城山オートキャンプ場(前橋市三夜沢町)を訪れた羽鳥真由さん(埼玉県)。長年キャンプに憧れていたといい、「やっと実現できた」とうれしそう。同キャンプ場は、売店や電源、シャワーなど施設が充実しており、初心者でも安心して楽しめたという。

 キャンプ歴8年という柳原大輝さん(新潟市)は「テレビやゲームがない環境で子どもを遊ばせたい」と友人家族と訪れた。「用品を買いそろえるのも楽しい」と話し、子どもを寝かしつけた後は「たき火を囲んでお酒を飲むのも楽しみの一つ」という。

 宿泊施設もキャンプ場での過ごし方や客層の広がりを感じている。同キャンプ場は「テントに飾り付けをし、写真をSNSに投稿する人が増えている」とし、榛名湖オートキャンプ場(高崎市榛名湖町)は「1人キャンパーや、乳幼児を連れた家族が今年は多い」と、目に見える変化があるという。快適性と豪華さを兼ね備えたキャンプ「グランピング」など、新しいスタイルもできた。

 日本オートキャンプ協会(東京都)によると、車を利用したオートキャンプの2017年の参加人口は推計840万人で、5年連続の増加。このうち「キャンプ経験1年」の割合が前年に続き2割を占めた。同協会は「主に団塊ジュニア世代が今のブームの牽引けんいん役。キャンプに関する情報が昔より圧倒的に増え、楽しみ方も個性的になっている」と分析する。

 キャンプ人気を拡大、継続させようとメーカーも知恵を絞る。アウトドア用品の開発、販売を手掛けるスノーピーク(新潟県三条市)は「設営が簡単で、コンパクトな商品が人気」と説明する。初心者向けにテントと日よけ・雨よけをセットにした商品が売れ筋だといい、「キャンプを始めたい層に響いているのではないか」とみている。

 ロゴスコーポレーション(大阪市)はデザインも重視する人が増えたと指摘し、「従来の男性向けのシンプルな商品だけでなく、女性向けのカラフルな商品を増やしている」と話した。

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