館林 「暑さ日本一」に決着 新観測点は0.4度低く 気象庁発表
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(上から)館林市富士原町の館林高校庭の一角に設置された新観測所と、館林市美園町の館林消防署の敷地内にあった旧観測所

 「暑さ日本一」に決着―。気象庁は12日、猛暑で知られる群馬県館林市の2カ所で7月2日~10月1日に気温を観測した結果を公表した。もともと地域気象観測システム(アメダス)が置かれていたアスファルト舗装の多い住宅街と、移転先の風通しの良いグラウンドで差が出るかが注目されたが、最高気温の平均は新観測点が0.4度低かった。旧観測点はたびたび最高気温が全国1位になっていたが、今夏、新観測点が1位になった日はなかった。

◎地元商店街は夏のセール続行の方針

 館林消防署の敷地内にあったアメダスは、同署の移転に合わせて今年6月に館林高へ移設。館林商工会議所などは暑さで街をPRしていたが、アメダスがアスファルト舗装の多い住宅街にあり、ツイッター上では、館林ならぬ「ズル林」のつぶやきもあった。注目の高まりを受け、同庁は移転後も旧観測点に臨時の温度計を置いて観測を続けた。

 同庁によると、新旧観測点の観測データを比べると、新観測点の方が平均気温で0.2度、最低気温で0.1度低かった。最高気温も新観測点の方が低い日が多く、最も差が出たのは9月6日の1.4度。旧観測点は33.2度、新観測点は31.8度だった。

 同庁の担当者は「新観測点の周辺は田畑。地域特性が最高気温に影響しているのではないか」とみる。

 暑さをPRしてきた市内の関係者が気にするのは新旧観測点の気温差だけではない。気温の高い日にセールを行うかごめ通り商店街の斉藤進会長は、移設後に全国最高気温を1度も記録していないことを受け「日本一をアピールできないのは寂しい」とこぼす。一方で「今年も暑かったのは間違いない。これからも暑いまちの商店街を盛り上げたい」と夏のセールは続けるつもりだ。

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