来年のGW10連休 観光地は歓迎 祝日法案が閣議決定
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2019年の退位日、即位日前後の日程

 皇太子さまが新天皇に即位される2019年5月1日と「即位礼正殿の儀」が行われる19年10月22日を、その年1回限りの祝日として扱う特別法案が13日、閣議決定され、衆院に提出された。祝日法の規定で4月27日~5月6日は10連休となる。異例の長さのゴールデンウイークとなり、県内観光地は「誘客につなげたい」と歓迎ムード。ただ、医療機関が休診となることなどに懸念の声が上がり、休みが見込めない業種は人手のやりくりなどに頭を悩ます。政府は今国会での成立を目指している。

◎医療機関の休診人手不足懸念も

 春の大型連休は毎年、大勢の観光客でにぎわう草津温泉。今年1月の草津白根山の本白根山噴火で一時は宿泊のキャンセルが相次いだこともあり、草津温泉観光協会は「魅力をPRして誘客につなげたい」と歓迎する。世界文化遺産の富岡製糸場は来春、座繰りや繭クラフトなどを体験できる「社宅76」が完成する見通し。担当者は「10連休も多くのお客さまに楽しんでもらいたい」と力を込めた。

 同時期に行われる「群馬デスティネーションキャンペーン」の事前企画(4~6月)との相乗効果を期待する人もいる。首都圏からのアクセスが良いみなかみ町では5月、ラフティングなど水を生かした体験型観光が盛んになる。町観光協会は「この機会にたくさんの観光客に訪れてもらいたい」と期待する。

 一方、長い休みへの不安をにじませる人も。高崎市内で食品卸会社を経営する男性(53)は「飲食店から注文が増える可能性があるが、受注態勢を整えられるかが心配」と懸念する。「人手不足が予想されるものの、働き方改革が進み従業員の休日も設けなければいけない」と悩ましそうだ。

 2人の子どもを育てる太田市の藤井由美さん(37)は「働いている親は子どもを預ける場所がないと大変。急に子どもが熱を出しても、病院が休みでは困る」と打ち明ける。

 非正規で働く人たちにとっては収入に直結する問題もある。平日午前10時から午後3時までパート勤務をしている前橋市の40代女性は「時給制なので、休みが増えればその分、給料が減ってしまう。家計を支える人はもっと困るのではないか」と話した。

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