「孤児一人一人 人生を知って」中国残留邦人 清水さん 前橋で講演
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中国での体験や帰国後の生活を話す清水さん

 敗戦後、中国に残り過酷な暮らしを生き抜いた人たちの思いを知ってもらおうと、「中国残留邦人等への理解を深める集いin群馬」が18日、前橋市の県社会福祉総合センターで開かれた。同市在住で、中国残留邦人の清水真澄さん(77)が体験を語り、「孤児になった人は日本の名前や出身地が分からない人もいる。一人一人の人生を知ってほしい」と訴えた。

 清水さんは1941年に満州で生まれ、現地で敗戦を迎えた。母親らと中国に残ったが、81年に帰国した。敗戦直後の混乱時、多くの遺体を建物ごと燃やした様子を説明し、「ものすごい臭いがして、今も頭から振り払うことができない」と打ち明けた。中国での生活が長かったため日本語を忘れてしまい、「離れ離れになっていた父親と日本で再会した時は、会話することができなかった」と振り返った。

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