冬タイヤ脱落注意 17年度県内3件 交換ミス主要因
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 走行中のトラックやバスからタイヤが外れる事故が2017年度、群馬県内で3件起きていたことが20日までに、国土交通省の集計で分かった。いずれも11月から3月の冬期に起きていた。全国では同時期に67件発生し、このうち約8割の56件が冬期に発生。冬タイヤに交換する際の作業ミスが主な要因と分析している。

 総重量8トン以上のトラックと定員30人以上のバスを対象に集計。県内では昨年11月、太田市でコンテナを積むトレーラーの左後輪が脱落する事故が起きたほか、12月は渋川市で大型トラックの左後輪が外れる事故、今年1月はみなかみ町で大型トラックの左後輪が脱落する事故があった。いずれもけが人はなかった。

 都道府県別では北海道(13件)など積雪地域が半数以上を占めた。事故件数は16年度に比べ11増え、うち人身事故は2件だった。11年度(11件)以降、増加傾向が続いている。

 67件のうち37件は夏タイヤも含む、付け替えから1カ月以内に発生。原因別では、約9割がボルトやナットの緩みなど作業ミスによるものだった。降雪後に急いで交換して点検が不十分だったり、交換から50~100キロ走行後に緩んだ部品を締め直す作業を怠ったりしたケースも目立った。

 脱落の箇所は「左後輪」が56件で最も多く、同省は「右折は左折よりもスピードが速く、遠心力で荷重がかかりやすいため」などと推定。左側は歩道寄りのため歩行者に衝突しかねず「交換後は特に左後輪の点検に気をつけてほしい」と運送事業者などに呼び掛けている。

 大型車のタイヤは直径1メートル、重さは100キロを超える。02年には横浜市で大型車のタイヤが脱落、母子3人が死傷した事故が発生。それ以降もほぼ毎年、人身事故が起きている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事