被告 仕事で損失900万 殺害の動機指摘 館林女性遺棄 前橋地裁公判
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 群馬県館林市日向町の多々良川で2015年4月、栃木県足利市の化粧品販売業、萩原孝さん=当時(84)=の遺体が見つかった事件で、強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた同市県町、派遣社員、落合和子被告(43)の裁判員裁判の第2回公判が6日、前橋地裁(鈴木秀行裁判長)で開かれた。県警の男性捜査員が証人として出廷し、化粧品販売をしていた落合被告が、仕事を通じて計約900万円の損失を抱えていたことを明らかにした。

 男性捜査員は、落合被告が販売収益を大幅に上回る金額で化粧品を仕入れる機会が多かったと証言。「販売をやめてしまえば多額の未払い金だけが残るためにやめられず、自転車操業状態だった」などと述べた。

 検察側は、多額の未払い金や損失を抱えた落合被告には、萩原さんを殺害して現金を奪おうとする動機があったと指摘している。

 事件のDNA鑑定結果を精査した神奈川歯科大の男性教授も証人として出廷。落合被告と事件当日に行動を共にしていた知人女性の車に残されていた萩原さんのバッグについて、「落合被告が触った可能性が極めて高い」と証言した。

 起訴状などによると、15年3月25日、単独か別の人物との共謀で萩原さんの首を絞めるなどして殺害し、現金約50万円を奪って遺体を多々良川に遺棄したとされる。

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