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三山春秋

2017/07/11【三山春秋】 もうすぐ小中学校の夏休みが始まる。県外から訪れる孫の顔を、今から心待ちにしている人も…

 
 ▼もうすぐ小中学校の夏休みが始まる。県外から訪れる孫の顔を、今から心待ちにしている人も多いだろう

 ▼夏休みは祖父母と孫の思い出づくりの絶好の機会だ。これをビジネスチャンスととらえ、さまざまな孫との旅やレジャーのプランを提案している旅行会社もある

 ▼旅やレジャーでなくても、都会の子どもたちにとって祖父母の家で過ごす夏休みは、地方の自然や文化に触れる貴重な機会だ。東京で生まれ育った作詞家の松本隆さんは、伊香保温泉の石段街にある母親の実家で過ごした経験を、その後の創作に反映させた

 ▼松本さんは著書の中で「子供の頃は夏休みになったら伊香保に行って、おじいちゃんのところで過ごす。秋になって学校が始まると東京に帰った」と振り返っている。東京の夏は、大人になるまで知らなかったという

 ▼1970年代の伝説的なロックバンド「はっぴいえんど」が松本さんのプロとしての出発点となった。代表曲の一つ「夏なんです」は、伊香保の「鎮守の森」や「石畳」をイメージした、「たぶん純粋な都会っ子だったら書けなかった」曲だと明かしている

 ▼そういえば松田聖子さんの一連のヒット曲をはじめ、松本さんの作品は夏をテーマにしたものが多い気がする。この夏は身近な群馬の風景の中に、松本さんの名曲の舞台を探してみてはどうだろう。

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