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三山春秋

2017/07/14【三山春秋】 日本で最初の卸商業団地「高崎問屋街」で、アートイベント「問ひ屋プロジェクト」が…

 
 ▼日本で最初の卸商業団地「高崎問屋街」で、アートイベント「問ひ屋プロジェクト」が始まった。高崎卸商社街協同組合が団地完成50周年を記念して企画したものだ

 ▼アートによる地域再生や都市開発などを手掛けるNPO法人インビジブルと共に、秋にかけて交流・展示スペース、パブリックアートや企業社屋の壁面を使った作品を作る

 ▼「ここに来て感動した。一見、何もないように見えるけれど、いろいろなものが潜んでる。アートを通して、それがどう見えるか問い掛けたい」。プロジェクト・ディレクターの菊池宏子さんは話す

 ▼団地内の企業は資材を提供したり、作業に参加。滞在制作する作家に場所を提供する企業もある。作家のほとんどは本県とは縁がなかったが、企業や住民と話し合い、作業しながら制作。菊池さんの「プロセス重視のプロジェクト」との言葉にもうなずける

 ▼最近、アートを活用した地域活性化が県内でも盛んだ。多数の作家の作品を集中的に展示する「芸術祭」形式のほか、著名作家のインパクトのある作品を設置する計画もある

 ▼さまざまな手法があるが、今回のように地域と関わりながら、アートを通してその魅力を引き出す試みに、時間はかかってもより大きな成果につながる可能性を感じる。問ひ屋プロジェクトから何が生まれるのか。今から楽しみだ。

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