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調整と共有:中国が世界のインターネットセキュリティー統治統合に向けて迅速な動き

更新日時:9月11日 15:57
調整と共有:中国が世界のインターネットセキュリティー統治統合に向けて迅速な動き

AsiaNet 75092 (1576)

【北京(中国)2018年9月10日新華社=共同通信JBN】脅迫ウイルスの大規模な発生やTSMCの生産停止、シンガポールでの医療データへの悪意ある攻略行為といった事件は、オフライン世界のインターネットセキュリティーへの脅威の影響を示すものだ。9月4-6日に開催されたInternet Security Conference(ISP)で中国のインターネットセキュリティー専門家と実践者はインターネットセキュリティーが保証されていた時代が終わって新しい時代を迎えたとし、ビッグデータの一体的監視と保護を実現するための世界的な協調と共有を要請した。

スマートフォン画面をクリックすれば購入した品物が玄関に届き、自動運転の自動車がどこへでも人を運んでくれるなど、生活の利便性は向上している。しかし、もしデータが誰かに盗まれ悪用されたとしたら、生活は困難なものになりかねない。

ISCの共同議長でインターネットセキュリティー専門家のチー・シャンドン氏は、過去数年間のサイバーセキュリティー事件は企業の防御システム、隔離ネットワーク、そして最強のセキュリティー部門の防御システムさえ、すべてが「失敗した」ことを示していると指摘した。さらに、これで責められるべきは旧式のテクノロジーではないと加えた。同氏によると、人口知能、ビッグデータ、インターネット・オブ・シングス、ブロックチェーン、その他の新たな技術的アプリケーションといった情報アーキテクチャーで発生した巨大な変化によって従来のインターネットの境界が変わり、より多くのコネクションポイントが生まれてサイバー攻撃にさらされ、セキュリティーの抜け穴が生じた。

カスペルスキーの最新レポートによると、2017年下半期に産業自動化システムでおよそ1万8000種類のマルウエアが発生し、最大の被害者はエネルギーセクターだった。

スマート製造は中国経済で1つの新興成長エンジンになっているが、中国のサイバーセキュリティー産業も爆発的な成長を記録している。チー・シャンドン氏は、中国のインターネットセキュリティー市場は2022年までに1000億元の規模を超えると予測している。

現在、新たに発生するサイバーテロとサイバー犯罪の脅威に対処するため、世界各国は法律の制定を強化している。米ネットワークセキュリティー企業のIronNet Cybersecurity創立者のブレット・ウィリアムズ氏は、これからの10年は世界のインターネットセキュリティーのガバナンスにおいて重要な決定を下すべき時期になるだろうと述べた。同氏は、伝統的な「攻撃と防御」のアプローチを変える必要があり、防御のための一体的アプローチで全世界の協調が必要かもしれないと加えた。

チー・シャンドン氏の見解では、すべての国はサイバーの宿命を共有するコミュニティーである。チー氏は、「新たな課題に対処するために、新ソリューションが国内と世界のビッグデータ・ネットワークに統合し、よりスマートで一体的な規模でセキュリティー状況を監視・対処して『セキュリティーの頭脳』に送る。世界を網羅する全方位的な協調が、インターネットセキュリティーの発展において必須のトレンドになった」と述べた。

ソース:The Organizing Committee of the Internet Security Conference (ISP)