上毛新聞プレーバック

幻に終わるか上武国道 1974(昭和49)年4月3日

公共事業の抑制と金融の引き締めの影響をまともに受けて上武国道は県内分の用地買収に全然はいれないまま、新年度を迎えた。計画路線内には住宅もどんどん建ちはじめ、「幻の上武国道」の声さえ出ている。

前橋―埼玉・熊谷間およそ40キロを結ぶ国道17号バイパス「上武道路」。今年3月19日全線開通したが、事業化から半世紀、道のりは平たんではなかった。オイルショック、狂乱物価の中、建設省(当時)から用地買収を委託された県開発公社は資金繰りに苦戦し、地権者との交渉は難航。計画路線内で宅地化も進み、実現を疑問視する声が上がっていた。