上毛新聞プレーバック

印度産の綿から傳染か 1925(大正14)年5月6日

去月二十六日附近の子供と遊び歸宅後発病し一昨四日午後八時頃高崎市醫師が診療の結果天然痘と決定し直に高崎署に届出たる即時、同家に出張し大消毒を行ふ綿の内に該病の流行地たる印度産のものあり

高崎市内の子どもが天然痘にかかり、消毒や周辺の強制種痘に取り組んだことを報じている。古くから世界中で多数の死者を出した天然痘。県保健予防課によると、県内では戦後の1946年に102人(うち死者15人)、47年に2人が感染したのを最後に患者は報告されていない。ワクチンが普及し、世界保健機関(WHO)は80年、根絶を宣言した。