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古代の太田に象がいた 1977(昭和52)年6月17日

県内の考古学、地質学関係者の間で「平野部からの象化石発見」は“悲願”とされていたが、太田市内の畑の地下(井戸)から象化石の一部(キュウ歯)が地質学に興味を持つ高校生によって見つかった。

発見された化石を専門家が鑑定したところ、ナウマンゾウの臼歯(奥歯)片と判明した。ナウマンゾウは約40万年前から数万年前にかけて日本列島に生息していた種で、頭頂部の膨らみが特徴。雄は発達した牙を持っていた。長野県の野尻湖で大量の化石標本が発見され、注目を集めた。太田の化石は県立自然史博物館(富岡市)で展示している。