上毛新聞プレーバック

マキノ男女優一行入橋 1926(大正15)年6月19日

映画界の重鎮牧野省三氏一行は昨十八日第一大和へ挨拶に來た(略)野中興業王等と共に(略)本社へ來ることを聞いた観衆はゾロゾロ本社前へ押しかけて來たので本社前も時ならぬ人の黒山を築いた。

「日本映画の父」と称される牧野の芸能プロダクションは大正から昭和初期にかけ、多くの銀幕のスターを抱えた。前橋市を訪れたのは「旗本退屈男」の市川右太衛門、嵐冠太郎ら。第一大和という活動写真館で挨拶し上毛新聞社を表敬した。一行を招いたのは記事中に野中興業王とある野中康弘氏。多数の映画館を展開し、「関東の興業王」と呼ばれた。